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ボビーとの11週間 その3 アーセナル戦で見せた執念

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Roberto Firmino

ボビーが、リバプールから去って行く。
いまだに信じられないような気持ちでいる自分です。
ただ、長く特定のチームを応援していれば、出会いと別れはつきものですね。
それでも、私に出来ることは何か?と考えたとき、場違いであったとしても、ボビーとの思い出を綴ることだと思ったのです。

『ボビーとの11週間』と題して書いているのですが、残された時間は確実に少なくなって行きます。
今回は、熱戦となったアーセナル戦でのボビーのことを書きたいと思います。
アンフィールドで開催されたビッグマッチです。

この試合で、ロベルト・フィルミーノはベンチスタートでした。
しかし、どこかのタイミングで必ず投入して来るとは思っていました。
その時が来たのは78分のこと。
追加タイムを除けば、ボビーに与えられた時間は約10分間。

この10分間に、ボビーの気持ちが凝縮されていたように私は思うのです。
ボビーは、もとよりテクニシャンですが、アーセナル戦での姿は、泥くさいほどに執拗にマークに行くものでした。
ファースト・ディフェンダーとしてのお手本ですね。
球際でも粘り強かったし、ボビーがファイトする姿を見られた私は幸せ者です。

ボビーに与えられた時間は10分間と書きましたが、1-2とビハインドの中、ボビーは87分に自らゴールを決めています。
トレント・アレクサンダー=アーノルドから送られて来たボールをヘッドで合わせたものでしたが、高くジャンプし、躯が伸びきった状態でもボビーは枠内にシュートを放った。
まさに、エキサイティングなシーンだったと思います。

残された時間は短いですが、試合はまだまだ残っています。
ボビーと過ごす日々。
1試合、1試合を愛おしむように見て行きたいと思います。

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